全労済の自動車保険

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全労済の自動車保険(自動車共済)について、概要を紹介します。

 

全労済とは、全国労働者共済生活協同組合連合会の略称です。

全労済は、共済、つまり、保険の分野で、特定の会社や団体に属する人が加入している労働組合に組織外の人を取り込み、全国組織に発展させたような団体ですね。
運営母体は生活協同組合(生協)で、全労済の構成員である組合員の出資を資金源としており、非営利団体となっています。

法律により、「保険」ではなく「共済」を使用するよう定められていますが、ややこしいので、ここでは、「保険」を使用して説明します。

全労済の自動車保険(自動車共済)は、マイカー共済という名称です。

マイカー共済は、補償内容が充実していながら、保険料が安いのが特徴です。

保険料が安い自動車保険には、運転者の年齢、年間走行距離、ゴールド免許かどうかといった、保険料が安くなる条件が細かく設定されていることが多いです。
(車種やノンフリート等級による違いは除きます)

マイカー共済の場合、運転者の年齢以外に保険料に差が出る条件は皆無といえ、一律の補償で、一律の保険料設定という面が強いです。
そこには1つカラクリがあり、加入条件に、次期等級が5等級以下の場合と、事故有係数適用の場合は、契約できないという制約があるのです。

したがって、自動車保険を使う事故を過去数年以内に起こしている人は契約できませんし、一旦、マイカー共済に加入したとしても、1度でも保険を使う事故があった場合、次年度は契約できないことになってしまいます。

通常の自動車保険だと、ノンフリート等級と事故有係数適用期間の判断で保険料が割増にはなりますが、継続契約は可能ですので、その点で、マイカー共済は特殊ですね。
事故リスクのある運転者を加入させないことで、保険金支払いの可能性を極限まで抑え、保険料を割安に設定しているということでしょう。

マイカー共済の補償内容は充実していますが、事故発生(保険を使うこと)を極力嫌うような性格を持つ自動車保険という印象です。
例えば、車両保険は免責10万円固定ですので、少々の修理なら保険を使わず自腹ということになってしまうでしょう。

そういう点で、事故対応は本当に大丈夫なのかな?という疑問が生じます。
初期対応は365日24時間OK のようで、そこは評価できますが。

マイカー共済の事故対応に関しては、他の自動車保険のように「満足度◯%」のような文言を見ることはありません。
口コミ評価でも、「良い」「悪い」が混在しており、担当者によるというのが実際のところかと思います。
「担当者による」というのは、他の自動車保険でもいえることですので、マイカー共済が事故対応の面で劣っているとはいえませんけどね。

以上、総合しますと、マイカー共済は、長年、安全運転している優良ドライバー限定の自動車保険であるということになります。
一度でも事故を起こせば次年度から数年間は契約できないというところを、どう判断するかが評価の分かれるところでしょう。

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